水のなかの色

あいまいなものについて、考えごと。

2018-01-01から1年間の記事一覧

忘れたくないから

歩いていると角を曲がるたびに金木犀の香りがする季節になりました。冬は寒いのであまり好きではないのですが、過ごしやすい10月は好きです。だんだん気温が下がっていくのには気づかないふりをして楽しもうと思います。 夏は電車に乗って遠くに行きました…

手に触れないのが好きで、怖い

不思議なものが好きです。目に見えない、手に触れない、曖昧なものばかり好きになります。でもそういうものは知らないうちに消えてしまうので、いつも不安になります。あると思っていたものが本当はないんじゃないかと怖くなります。不安なのとか怖いのはあ…

組み合わせ

ちぐはぐなものはあまり好みません。わかりやすくしっくりくる組み合わせが好きです。 給食でミネストローネが出たら、コッペパンと牛乳もないといけません。主食が違ったりなんかしたら、飲みこめません。牛乳は嫌いですが、しっくりくる組み合わせのために…

きちんとした生活

私はあまりきちんとした生活していません。 空想の中でなら、けっこうきちんと暮らしています。いろんな時代のいろんな家といろんな町を思い描いて、その世界の中で理想の生活を送るというのは好きで、よくやります。 特によく行くのがハイジの世界で、チー…

石と空のこと

このあいだ朝焼けのなかを自転車で走っていて、宝石みたいな色だ、と思いました。そのとき、小学生のころ何度も読んだ鉱物図鑑が思い浮かんで、懐かしかったので今日は石と空のことを書きます。 小学生のころ、鉱物図鑑が好きでした。きらきらした宝石の写真…

冬と春のあいだの夜

3月の夜は好きです。 冬の香りが春の香りに移り変わるのを、夜はとりわけ感じる気がするのです。 冬の夜の香りといえば製氷機から取り出した氷のようで、見た目で例えれば擦りガラスのような感じがします。それが春に近づくにつれて、透き通ってきて、輝き…

色と香りと肌ざわり

小さい頃からきれいな色のものやいい香りのするものが好きです。 水性マーカーで色水を作って日の当たるベランダに並べたり、ミカンの皮でポプリを作ってみたり、河原で拾ったミルク色の小石をずっと持っていたり、小学生の頃の思い出は学校のことより自分で…

はじめまして/水のなかから見た世界

はじめまして。 長い文章をいろんな人に見られるかもしれない場所に置くのは初めてなので、どうしたものかわかりませんがやってみます。 考えごとをまとめる場所がずっと欲しかったのです。 じっくり考えたいことはいくらでもあるのに、現実の生活のなかでも…